産業カウンセラーは就職に活かせるかというと、ちょっと答えに困ってしまいます。
資格があるという事がプラス方向に働くのは間違いありませんが、産業カウンセラーという資格1つで仕事をする事ができるかというと難しいです。
専業で産業カウンセラーをしている方はおそらくいませんが、自分が働く企業内においてしっかりとしたポジションを確立する事は可能です。
大学生の内に資格を取得して、すぐに産業カウンセラーとして働きたいという方もいると思います。ですが新卒社員がすぐに産業カウンセラーとして働く事は不可能です。
資格を取得しているのだから、そのまま業務に従事できるのではないかと思われる方も居る事でしょう。しかし資格は持っていても、社会経験が圧倒的に不足しているという現実があるのです。
会社で働いている内に出てきた悩み等の相談を受けるのが産業カウンセラーですが、その会社の事を何も知らず、なおかつ社会に出てばかりの新人が相手では相談する気にはなれません。厳しい言い方かもしれませんが、相談する相手が頼りないというのはそれだけで心を閉ざしてしまう原因になります。
産業カウンセラーとして就職したいと考えていても、まずは順序よくステップアップしていく事が大切です。人事や労務部門で就職して社会経験を積んでいけば、いざという時には頼れる人物になれると思います。
産業カウンセラーとして働くためには、こういった事も必要なのだという事を理解してください
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