産業カウンセラーの試験免除制度は、基本的に他の資格試験と同様の形式を取っています。学科試験か実技試験の片方が合格していれば、再試験の際にそちらは免除されるという物です。ですがこの他にもう一つ、産業カウンセラー試験での免除制度があります。
産業カウンセラー試験の受験資格の1つに、成年に達した者で産業カウンセラー養成講座を修了するという物があります。この養成講座の評価次第では、実技試験が免除になる事があるのです。
試験を受ける年度内の養成講座において、実技能力が一定基準に達していると判断された場合、その年を含めての3年間は実技試験の免除を受ける事ができるというのです。
産業カウンセラー養成講座での勉強は受験資格を得るための物という考えを持っている方が多いと思いますが、このような大きなメリットもあるのです。最低限の勉強で済ませて試験で頑張るというのではなく、この段階で実技試験免除を受ける事ができるように頑張りましょう。
ちなみにここで一点注意が必要な事があります。それは実技試験免除は自動的に適用されるという物ではなく、自分で申請する必要があるという事です。
実技試験免除適用申請量は10,500円となっています。お金がかかるという事を面倒に感じる方がいるかもしれませんが、実技試験の受験料が21,000円である事を考えると安い物だと思います。試験を免除でき費用も半額で済ませる事ができるのですから実技試験免除を目指して頑張りましょう。
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